「積極的に生きろ! 」
悲運と病に打ち克つ「強い心」を創る
秘蔵の感動講義
『幸福なる人生』(講習会編)、『心を磨く』(研修科編)に続く第三弾。
人生の貴重なヒントが自然と心に入ってきて、自分自身の生命の中にある「力」を自覚し、その力を発揮して完全な人生を建設することができる一冊。
本書に収録している「真理瞑想行」とは、安定打坐法(天風式座禅法)で雑念妄念を取り去った状態で、天風が悟った宇宙真理(宇宙観、生命観、人生観)を聴き、自悟自覚することを目的とする行修。原則として「修練会」のみで行われるもので、各回の真理瞑想行の締めくくりに、その内容を凝縮した「暗示誦句(あんじしょうく)」が与えられる。この誦句は、天風が自ら真理と取り組み、瞑想し、悟った珠玉の言葉で綴られたもので、天風哲学のエッセンスといえるものです。
まさに天風哲学の原点であり神髄が語られる珠玉の瞑想録です。
※本書は、中村天風財団が刊行するCD『中村天風講演録集「夏期修練会編」力の結晶』全12巻を編集し書籍化したものです。
★関連商品 CD『中村天風講演録集「夏期修練会編」力の結晶』
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【本書「まえがき」(理事長・大久保信彦)より抜粋】
天風先生は「誦句」という悟りの真髄を詞として我々に与えてくださっており、その悟りに至る筋道を説かれたのが「真理瞑想行」であります。
それぞれの誦句の根底に流れる真理は、端的に言えば「人間というものには、老若男女の別なく、その生命の中に健康も、運命も自由に獲得し、また開拓し得る誠に感謝に値する偉大な力が与えられてあり、ここに人間の価値の真正さがある」という「自己認証」であり、その力を発揮させるためには心の置き所、つまり「人生どんな困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的 に把持しなければならないというのが、人間に与えられた宇宙真理である」と説かれているのです。そのためには、できる限り「明るく」「朗らかに」「活き活きとした勇ましさ」で人生に活きることであると教えておられます。
天風先生の説かれる真理は、深くこそあれ、あくまでも現実の世界での現実的解決を促すものであり、決して形而上学的な難しい理論ではありません。
是非皆様にもこの書籍『力の結晶』を深く味わっていただけたらと願っております。
(目次)
第一章 本領の発揮と本分の実践(甦えりの誦句)
第二章 何ものにも打ち克つ"力の結晶"(力の誦句)
第三章 積極的な心持ちで思考した事柄のみが建設される(思考作用の誦句)
第四章 潜在勢力という絶大なる力(人間本質自覚の誦句)
第五章 かりそめにも、わが舌に悪を語らせまい(言葉の誦句)
第六章 誠と愛と調和した気持ち(大偈の辞)
第七章 "感謝と歓喜の感情"が運命をひらく(運命の誦句)
第八章 進化の原則。創造の法則。(統一箴言)
第九章 信念は人生を動かす羅針盤(信念の誦句)
第十章 一切の苦しみをも"たのしみ"となす(坐右箴言)
第十一章 終始一貫、勇気勇気で押し切るのだ(勇気の誦句)
第十二章 高級なる想像と気高い理想(想像力の誦句・理想の誦句)